もっとラクにできたのに

アプリケーションを開発する過程で、作った後になってから「もっとラクにできたのに」という点を書き記していく所 魅了屋という零細デベロッパーが書くよ https://www.miryoya.com


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アプリ開発者界隈にスポットを当てたラジオをやりたい

ちょいと前にこんなツイートをして反応を見てみました。このエントリーのタイトルのように、アプリ開発者界隈にスポットを当てた、ラジオっぽいラジオをやりたいと思いついたんです。まぁぼちぼちと企画書を書いてたんですが、こんな事が起こりました。

 

 

まぁ別の人が立ち上げたんだよね。それも第一回放送が明日だと。超大御所room6さんが全面協力だそうで。こりゃ勝ち目ねぇ〜。

 

信条として誰も座っていないイスに座りたい想いが第一という私なので、まぁやる気が空気の抜けていく風船のごとく萎んていったわけであります。で、ちょっと愚痴ったらサングラスで有名な方から「やってみればいいんじゃない?」と言われたので、途中だった企画書作りを続けました。

 

で、出来たわけなんですがどうやって発表すれば良いか。Googleプレゼンテーションで作成したので、一番良いのはSlideShareとかにアップロードするのが良いのでしょうが、自分の喋りも含めて説明もしたい。ラジオやるんだったらプレゼン音声も含めて声を乗せてアップロードしようかとも考えました。でも編集とか面倒くさいし、まずマイクがないw。どうしよう。

 

仕方ないので、プレゼン資料の画像とともに、文字起こしのような雰囲気でここに書こうと思います。

 

御用とお急ぎでない方は読んでいただき、コメントなどでご意見を頂けますと嬉しいです。

ではよろしくお願いいたします。

 

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それでは、アプリ開発者ラジオの企画立ち上げの経緯と狙いなどを、魅了屋のあじゃが説明させていただきます。よろしくお願いいたします。

 

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主にスマートフォンを舞台としたインディーゲーム開発、その周りにいる方の環境というのは日々変化とその変化量を増していっています。初期は「ブルーオーシャン」と言われていました。それが「レッドオーシャン」に変化し、現在は「そもそも海にたどり着けない」や、「Where is ocian?」と、我々の戦場はどこなのかという前提すらも揺らいでいる現状です。アプリ制作の開発言語もSwiftやJavaといったネイティブ言語からReactNativeやUnity、Flutterといったものまで様々です。リリースのプラットフォームもスマートフォン一択からSwich、PS4などのいわゆるゲーム機でのリリースもあり、インディーゲーム開発の選択の幅や夢の大きさは広がっていっています。それはつまり、我々が主戦場としているオーシャンの拡大であります。拡大が進めば開発者あたりのオーシャンの面積比は大きくなります。それだけ開発者が孤独になりやすい環境になってきていると仮定しています。

 

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「個人開発者は孤独な開発者ではない」これは2017年のUniteで講演した「和尚」こと、いたのくまんぼう氏の言葉です。この言葉について考えみましょう。

例えばTwitterでの開発者同士のやり取りから始まり、一緒にゲームを作りましょうとなれば、これで孤独は解消しますし、Youtuberとのコラボも孤独解消の手段でもあります。そうです。一人で閉じこもって開発に没頭していると忘れてしまうことではあるのですが、仲間がいるということに気づける、孤独でなくなることは意外と実現できてしまいます。

 

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ここで我々開発者の周りにはどんな人がいるか考えてみましょう。このスライドにあるように、あなた自身の周りには開発者、プログラマだけでなく、グラフィックを得意としている人、音楽が得意な人、もっと範囲を広げればあなたの作品を待ってくれているもいます。そう、あなたは孤独ではないのです。

 

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そう、あなたは孤独じゃないのです!!

 

 

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本当にそう思えます?

 

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皆さんがイメージしているのはこのスライドのようなイメージではないのでしょうか?ありがたいことにこのような壁の無い人もいます。しかし大半の、特にこの世界に入って間もない人は、分厚いバリアというか、壁のようなものがついてしまっていて、なかなか外れてくれない、コミュニケーションが取りたいのに一歩が踏み出せないという人が多くいると考えます。

 

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理想はこのスライドの通りですね。中には仲良くない人も若干名いると思いますが、壁が無く孤独でないというのが理想です。

このプレゼンはラジオを作りたいと言う内容のプレゼンです。私の作りたいラジオと、形作るために貢献したい究極系はこの絵の通りなのですが、物事に100%はあり得ません。でも近づけるための努力はしますがいきなりこれを目指すんですといっても過程が無いので、ここでプレゼンを終えてしまえば絵に描いた餅をただただ説明して終わりです。

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じゃあどうするのか、肝心な過程はどうするのか。その話をします。

 

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アプリ制作者という共通の話題をラジオで提供することで、ターゲットに興味を持ってもらいます。今回企画するラジオではアプリ開発者などをゲストに招き、開発者同士の会話からターゲットの「その経験orその話、わかるわかる!」という感情を引き出していきます。そこからまずターゲットに付いてしまっている壁を薄くしていきます。共感が得られると親しみが湧きます。

 

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親しみが湧けば「他の開発者や、この世界の周りの人はどんな人がいるのだろう」という疑問が湧いてくると考えています。この時、ターゲットの周りにある壁には穴が空いています。穴が空くということは外の景色が見えること。自然とこのスライドの通り他のターゲットの方の姿や形が目に入り、イメージされてくるのではないでしょうか?

 

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このラジオを通してでもいいですし、そうでなくてもちょっと「あの人に話しかけてみよう」と思い、ぽつり、ぽつりとちょっとずつ繋がりができる世界が出来るといいな、このラジオをダシにしたり、うまく使って繋がりを作って欲しい、孤独でないと感じて欲しいというところを第一の目標にします。

 

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そこから点が線になり、輪になる。その全体図を見渡せられるようになればいいなと考えております。全体図が見渡せれば新しい人も入ってきやすく、輪も広がりやすくなります。急速に拡大したオーシャンでも孤独に陥りにくく、仲間を見つけやすくなります。

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最終的に「インディーアプリ界の案内板的ラジオを目指したい」という位置付けを獲得するところを目指していきます。このラジオを聴けばどんな人が周りにいるのか、どんなことで悩み、興味を持っているのか手に入れらる、作業の合間や移動時間など普段酷使している目を休めて耳を傾ける、傾けることによって聴力が上がったり、病気が治ったりはしませんが、この世界で感じてしまう孤独を和らげる手助けが出来れば幸いです。

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改めて企画の概要です。インディーアプリ開発者とその卵、またグラフィックやサウンド提供者、インディーアプリが好きな人を「インディーアプリ応援者」と名付けます。

この三つの人種をターゲットにしたラジオを企画します。もちろん、これ以外の方が興味を持っても良いように、間口は広く確保していきます。そのため専門用語が出た場合は意味を併せて説明するなどの工夫をするなど、とっつきやすい番組制作を目指します。

 

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先述しましたがこの番組はゲストを呼び、聞きたいことを徹底的に聞いていくゲストコーナーがメインとなっております。もちろん聞くだけでは不公平なので、ゲストの言いたいことを言うコーナーも設定しております。一部のコーナーには仮のタイトルを付けておりますが、良いタイトル案がありましたら私の耳に吹き込んでいただければ嬉しいです。

 

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機材の用意や企画の詰めがありますので、いきなり明日スタート!!とはなりません。それは別の番組です。出来れば9月末までに第一回が始められるといいなと思っております。青写真的な話をすれば、公開録音なども企画できればまた違った面白さも出てくるのではないでしょうか。かつて、「あぷまがないと」と呼ばれるインディーアプリ開発者が集まる大規模イベントがありました。約3年ほど開催されておりませんし、あまりにも偉大すぎるイベントでした。あぷまがないとが無い今、その穴を埋められるかはわかりませんがイベントを開催するときは、少しでも近づけられるように頑張ります。

 

正直な話をすると、私がコーディング、アプリアイディア、アプリリリースという面でこの世界に貢献することに限界を感じております。もっと言えば長い期間、引退という言葉もちらついております。しかしやり残したことがあります。壁を作っていた私の壁を取っ払ってくれた方々への恩返しです。といってもアプリを作って喜ばせることは私には出来ません。ではどうするか、紙一枚分でもいいから壁が出来てしまっている人の壁を薄く出来ればいいなと思っています。私の壁を取っ払ってくれた方々がより楽しい人と出会いやすくなるように、同じように壁が出来てしまっている人に対して取っ払うきっかけを作れるように。

こんな私ですが、この企画にトライしてみたいです。ある意味最初で最後の、唯一のこの世界への奉公を実現させていただけましたら、ありがたい限りです。

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準備にはもう少しだけ時間を頂けますと嬉しいです。容易い事では無い。重々承知しております。それでもやりたいんです。協力していただける方も募集をしております。どうか、どうか、最後のチャンスを私に頂けないでしょうか。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ここまで長文を書いておいてアレだけど、番組タイトルが決まってないんっすよね〜。

色々募集します。番組タイトルやアイディア、番組出たいなど。Twitterの@aja_hiraiやコメント欄までご意見を頂けますと嬉しいです。

 

では。