もっとラクにできたのに

アプリケーションを開発する過程で、作った後になってから「もっとラクにできたのに」という点を書き記していく所 魅了屋という零細デベロッパーが書くよ https://www.miryoya.com


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完結・ちょいとしたチャレンジをしてみたかったんだ

まだまだリジェクト攻撃は終わらない

moreeasily.hatenablog.com

 

知らせは朝の5時半くらいに来た。またリジェクトである。内容を見てみると、「iPad上で動かない」「IPv6で接続していると動かない」と書いてあった。IPv6はしょうがないとしよう。しかし、iPadで動かないというのは納得いかない。これはiPhone用だ。iPadで動かす事は想定してないのだ。

 

・嘆いていても仕方がない

とりあえずIPv6での検証方法を探した。ちょうど良い方法があったのでリンクを張っておく。

qiita.com

本当にこの記事は有り難かった。早速設定をして検証をしてみるが、動く。ちゃんと動く。広告周りも問題ないし、結果のTweetも出来る。IPv6は関係ないようだ。次に、iPad上でアプリを動かしてみる。結果、ゲームが出来ない事が分かった。正確にはボタンが押せなくて進める事も戻る事も出来ない。何故このような事になったのかが分からず、時間だけが過ぎていく。とりあえず気分転換ということで郵便局と銀行へ行く事にした。

 

・再びひらめく

用事を終え、そのまま帰るのも癪なので喫茶店でコーヒーを飲んでいた時にひらめいた。iPadの画面比率はiPhoneの3.5インチサイズと同じである。OS対応でiOS10が動かない機種は切り捨てている。つまりiPhone3.5インチは想定していなかった。しかしこれが間違いだった。iPhone3.5インチを切り捨てたとは言え、画面比率が同じなiPadでは、拡大モードでアプリが起動してしまう。つまり、iPhone3.5インチも想定しないと動かない。アプリの審査はiPadで行っているようなので、そこで動かないという結果になってしまったのでは無いか。そう仮説を立ててから、頼まれたタマゴを買って帰ったのだ。

 

・いざ調整

ここで必要なのは、AutoLayoutの調整である。正直やりたくない分野ではあるが、アプリのためである、リリースすると決めたのだから、最後までやり切るのである。調整しては、様々なiOSsimulatorで検証をする。ここを動かせば別の物がズレる、というのを4~5時間ほど繰り返す。途中怒りでペンが飛んだりしたが、何とか終わらせた(打ち切ったと言った方が正しいかも知れない)。遅くなってしまったが、アプリを審査に提出した。

 

・結局どうなったか?

メールを見ると、朝に審査が始まったと言う知らせが来ていた。朝食、準備、外出をし、コーヒーショップでコーヒーを飲んでいた時に知らせが来た。

 

Ready for Sale

 

無事に審査を通過して、AppStoreに並んだのだ。戦いは終わったのだ。最初はトータルで24時間以上掛けないと決めていたが、何だかんだあって50~60時間は掛かってしまった。何度もリジェクトを喰らい、諦めかけた事もあった。しかし、支えてくれたのは、賽の河原という名前のアプリが無く、誰も踏み込んでいない領域に足を踏み入れられるという特別感と、広告周り手続きをしてけた中の人の作業をしてくれた労力(実際はそんな難しい事では無いのかも知れないけど)があったからである。これが無ければ間違いなく諦めていただろう。本当に良かった。本当にやり遂げて良かった。そう心から思う。

 

・ここからが新たなスタート?

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というわけで配信開始です。「賽の河原」というゲーム。ある意味脱出ゲーム、ある意味クリックゲーム、その正体は名状しがたいゲームという物です。石を百段積上げてください。一個ずつ積上げるも良し、一気に積上げるも良しです。鬼に邪魔されて崩されないようにしてください。崩されたら最初からやり直しです。無事に救われるか、それとも諦めてしまうか、それはプレイヤーである貴方次第・・・。

 

賽の河原

賽の河原

  • Hiroyasu Hirai
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